〈100歳まで生きる〉これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる 薬漬けの人に教えたい「健康のキホン」

5月4日


今日の健康の追求研究は「歩く事がいかに大事か」です。

ちょっと長い文章ですけど一番長寿に大事なことなので読んで下さい。



〈100歳まで生きる〉そのために、 毎日下記の事をする‼️。


(昨日5月3日)○…6個 ❌…0個


【1】散歩を10000歩は…○

・下記↓に…《今日の健康の追求・研究》

【2】半身浴を30分する…○

【3】一口30回噛む…○

【4】野菜スープを1日2回飲む…○

【5】夜、寝る前にする事…床、畳、テーブル、冷蔵庫の上、食器棚の上、出窓、椅子の上には絶対!絶対、物を置かない…○

【6】30分座ったら立ち上がって体を動かす …○


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◇今日の猫川柳


・どの町も 住めば都さ 野良暮らし

(猫がつぶやく猫川柳より転載)

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《今日の健康の追求・研究》


https://toyokeizai.net/articles/-/112532


東洋経済オンラインより転載


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◎これが真実!日々歩けば「医者要らず」になる

薬漬けの人に教えたい「健康のキホン」



・長尾 和宏 : 医師、長尾クリニック院長


風邪を引いたとき、健康診断で気になる項目が見つかったとき、あなたなら、どうするだろうか?まずは医者にかかる、あるいは、薬局に行って市販薬を買う、という人が大半だろう。


しかし尼崎市でクリニックを営む長尾和宏医師は、毎日歩くことをすれば、「大半の病気は医者いらず、薬いらずになる」と言う。


いったいどういうことか?『病気の9割は歩くだけで治る!』(山と溪谷社) の著書もある長尾医師に聞いた。


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 私は、兵庫県の尼崎市でクリニックを営んでいる町医者です。私の外来には、高血圧、糖尿病、胃腸不良、うつ病、不眠症、認知症、膝や腰の痛み――など、さまざまな病気、症状で困っている患者が訪れます。当然、病気や症状によって治療は異なりますが、どんな病気、どんな症状でも共通してアドバイスすることがあります。それは、「歩く」ということです。「病気の大半は歩くだけで治る」と常々言っています。


そのエビデンス(根拠)を示せといわれれば、示すことはできないので、 言い過ぎと言われてしまいそうですが、それでも「歩けばよくなる」「歩けば医者いらずになる」とは確信をもって言えます。


ところが、現実はどうでしょう。風邪を引いたら、医者にかかり、薬をもらって帰ってくる。健康診断で生活習慣病の疑いがあると判明すれば、やっぱり医者にかかり、薬をもらう。しかし、風邪を治す薬なんて存在しないということは、ご存知でしょうか。


風邪薬と呼ばれるものはあるものの、その正体は、「風邪を治す薬」ではありません。単に、風邪によって生じた症状を抑えるための薬です。症状ごとに薬が出るため、風邪で3種類や5種類も薬が処方されます。病気によっては、10種類、20種類も飲んでいるという方もいるのが現状です。


◎薬は症状を抑えるだけで、根本的に解決する(風邪そのものを治す)わけではないのです。


このからくりは、医療の至るところで見られます。つまり、あなたは病気を治したいと思って薬を飲んでいるかもしれませんが、実は、医者は治すことを目的にその薬を処方したわけではない……ということがよくあるのです。医者の説明をきちんと聞いてみると、「痛みを取るために、この薬を出しますね」「熱を下げるために、この薬を出しますね」と、気になる症状を抑えるために薬が出ているということがほとんどだとわかります。


そもそも西洋医学のほとんどが、こうした「対症療法」なのです。


●老化現象でどんどん薬漬けに


血圧が高いと言っては、降圧剤を飲むものの、薬で血圧を抑えている状態は「治った」とは言えません。糖尿病の血糖降下薬剤もまったく同じです。


認知症に使われる抗認知症薬も、同じです。名前こそ、まるで認知症を治してくれる薬のようですが、現在4種類ある、いずれの薬の添付文書(薬の説明書)にも、「認知症を治す」とは書かれていません。書かれているのは、「認知症症状の進行抑制」。つまりは、症状が進行するのを抑えるというだけ。


多くの薬は、根本的に治すわけではなく、症状を抑えるだけなので、生活習慣病や認知症といった慢性的な病気、症状の場合、薬を飲み続けなければいけません。そうして、常時、何種類もの薬を飲むことになったりするのです。


特に年を取れば取るほど、気になる症状は増えるので、その分、薬も増えていくことになります。気づいたら、‟薬漬け”になっているということもあるかもしれません。


しかし、年を取って、膝が痛くなったり、腰が痛くなったり、目がかすんだり、耳が遠くなったり、トイレが近くなったり……というのは、すべて病気というより、大体が齢のせいです。ところが、こうした当たり前の老化現象にも、それらしい病名がついて、治療の対象になっています。でも、本来は「老化」なのだから、痛みなどのつらい症状を取り除くことはできても、根本を治すことはなかなかできないのです。


では、根本的に解決するには、どうすればいいのか――。そのいちばん手っ取り早い、安上がりな方法が「歩くこと」です。


◎著書『病気の9割は歩くだけで治る!』


でも書きましたが、糖尿病や高血圧といった生活習慣病も、認知症も、うつ病も、不眠症も、逆流性食道炎も、便秘も、アトピー性皮膚炎、喘息、パニック障害も、すべて歩くことが大事だと私は考えています。


糖尿病や高血圧などの生活習慣病に関しては、歩く(運動する)という生活習慣が大事なんだろうと、容易にイメージがつくかもしれません。しかし、なかには、歩くこととの関係が薄そうに見えるものもあるのではないでしょうか。


●なぜ、歩くことが、幅広い病気の“根本治療”になるのか――。


歩くことでメタボを予防・解消するというのも大事なポイントですが、ここではあまり知られていない3つの「歩く効能」を紹介しましょう。


・ひとつは、歩くと、免疫力が高まる、ということ。


最近の研究で、適度な運動を行っている人は、そうでない人に比べて、免疫細胞のなかでもNK(ナチュラルキラー)細胞の活性が高まることが明らかになっています。ここで大事なのは、「適度な運動」ということです。あまりにハードな運動は、人間の細胞や遺伝子を酸化させて傷つける「活性酸素」を増やすため、かえって免疫力を下げます。なおかつ、NK細胞を活性化するには、楽しんで運動をすることも大事と言われています。つまり、楽しく歩くことで、免疫力は高まるのです。


・2つ目は、歩くと、自律神経が整うということです。


自律神経には、活動していたり、緊張・ストレスのあるときに働く「交感神経」と、リラックスしたときに働く「副交感神経」があります。この2つのバランスが乱れることで、生じる不調、病気は多いのです。


たとえば、「逆流性食道炎」や「過敏性腸症候群」。逆流性食道炎は、胃液や胃の内容物が食道に逆流して、食道に炎症を起こし、胸やけなどの不快な症状を起こす病気で、過敏性腸症候群とは、腹痛や腹部の不快感を伴う下痢・便秘が慢性的に繰り返される病気のことです。


これらの共通点は、器質的には異常がないのに、胃腸の働きが悪いということ。そして、胃腸の働きをコントロールしているのは何かと言えば、自律神経なのです。


歩いたらお腹がすいて、腸が動く。このことは、誰もが経験したことがあるでしょう。歩けば、自律神経が活性化されて、胃腸のぜん動運動が自然に生じます。だから、自律神経の支配下にある胃腸の働きを整えるには、歩くことがいちばんの治療法なのです。



ちなみに、逆流性食道炎は、昔であれば、ただの「胸やけ」、過敏性腸症候群はただの「下痢と便秘」という言葉で表現されていました。それが今は立派な病名がついて、治療の対象にされています。しかし、胃腸の働きを整えるには歩くことが非常に重要だったりするのです。


●歩くだけで幸せな気持ちになれる


歩く効能の3つ目は、歩くと、脳内で「セロトニン」というホルモンが増えるということ。


セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれる、脳内の神経伝達物質のひとつ。セロトニンが十分に分泌されていると、人は落ち着きや満足などを感じます。つまり、歩くだけで、人は幸せな気持ちになれるのです。散歩をした後は気持ちがいい、と感じる人は多いでしょう。実は、これは気のせいではなく、科学的にも理に適っていることなのです。


ちなみに、うつ病にかかると、脳内のセロトニンが不足した状態になるという説が根強くあります。そのため、うつ病の治療では、「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)」や「SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤)」など、セロトニン等の神経伝達物質を脳内で増やす薬が用いられます。しかし、同じ「セロトニンを増やす」方法なら、抗うつ薬を飲むより、歩くほうがいいと思いませんか?


●今、日本では、いろいろな病気が増えています。


糖尿病人口は、950万人。高血圧人口は、4000万人。認知症人口は460万人、予備軍も加えると900万人。うつ病人口は、100万人超です。新たにガンにかかる人は毎年100万人、ガンで命を落とす人は毎年37万人います。


確かに患者数は増えていますが、その大半は歩かなくなったことが原因といっても過言ではないのではないかと、日々患者さんと接している私は思えてならないのです。


そのことを端的に表していると思う話があります。沖縄県のことです。沖縄県と言えば、一昔前までは、日本一の長寿県。実際、1985年には男女ともに平均寿命第1位でした。ところが、2010年調査では、沖縄県の男性の平均寿命は全国30位にまで転落。65歳未満の死亡率は、なんとワースト1位になっているのです。


ちなみに、沖縄県の女性のほうは、2010年調査でもまだ3位と上位ですが、65歳未満の死亡率は全国最下位で、平均寿命にしても「長寿のおばあちゃんたちが引き上げているだけだろう」と言う声もあります。


なぜ、沖縄は長寿県から転がり落ちてしまったのか。その理由として指摘されるひとつは、食生活です。沖縄では、他の都道府県に先駆けて、高脂肪・高カロリーの欧米型の食事が広まっていったといいます。東京・銀座にマクドナルド1号店がオープンする10年ほど前から、すでに沖縄県ではファストフードが入ってきていたことも、そのことを象徴しているかもしれません


そしてもうひとつの大きな原因が、車社会になって歩かなくなったこと。暑さが厳しいうえ、タクシー料金が安いため、子どもの頃から足代わりにタクシーを使う人が多い、という話も聞きます。食事と運動が寿命が短くなったことと無関係ではないのではないでしょうか。


●未来を変える「歩き方」


現代で増えているさまざまな病気の背景には、現代人が歩かなくなったということがある。私はそう確信しています。


逆に言えば、歩けば、それらの病気になるリスクを下げられます。病気を予防できれば、当然、寿命も長くなるでしょう。また、歩くだけで「幸せホルモン」のセロトニンが増えるということは、心の健康にもつながります。さらに、歩けば血流が良くなり、脳内の酸素が増えるため、頭の回転も速くなります。「歩く=手足を動かす」ことで脳が刺激され、脳内の神経細胞のネットワークも活性化されます。


つまり、歩くことは、体にも、心にも、頭にも良いということです。


では最後に、おすすめの「歩き方」を紹介しましょう。「まちをフィットネスセンターにする」。これが、私が勧める歩き方です。


歩くことが健康にいいとは知っていても、できない、続かないという人は多いはず。しかし、毎日歩くことが大事だけれど、何も、特別なウォーキングを毎日しましょうということではありません。毎日の生活の中に、「歩き」を組み込んでみるといいということです。


・降りるべき駅の一駅手前で降りて、歩く

・電車の乗り換えでは、あえてたくさん歩けるルートを選ぶ

・買い物は、ちょっと遠いスーパーや商店街に行く

・フロアの移動は階段で

・雨の日は地下街を歩く


そんな風に、日常をフィットネスセンターに変えるオプションをたくさん持っておくと、楽しみながら歩くことができるでしょう。


あなたの生活のなかには、「歩き」がちゃんと組み込まれていますか。これを機に見直してみてはどうでしょうか