〈冷えとり〉「低体温」は、どうすれば改善できますか?

◎早稲田大学 早稲田ウィークリー…より転載


https://www.waseda.jp/inst/weekly/use/2014/10/27/12516/


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●「低体温」は、どうすれば改善できますか?


保健センター戸山分室

保健師 藤尾 法子 (ふじお のりこ)


★健康的な人の平熱は36.5 ~37.1℃といわれ、一般的に36℃以下は「低体温」と呼ばれています。「低体温」になると血流が悪くなるため、免疫力が低下し、ウイルスや細菌に負け、病気になりやすくなってしまいます。


免疫力を高めて健康を維持するためにも、まずは自分の平熱を知り、低体温の場合は改善策を試してみましょう。


自分の平熱を知るには、3 ~4日間、朝・昼・夜の体温を測って平均値を出す必要があります。


低体温は、明らかな病的原因がない場合、体を冷やさずに温める生活をすることで改善されます。


●入浴…1日1回はお風呂に入って体温を上げます。大切なのは、毎日続けることです。シャワーではなく、必ず湯船に漬かりましょう。5分でも10分でも構いません。


●スクワット…下半身の脂肪が落ちるとともに、必要な筋肉も付くので、ふくらはぎや太もも、腰などが引き締まった下半身をつくりながら、血行を良くすることができます。


●さゆ(一度沸騰させ、人肌程度に冷ましたお湯)を飲む…朝は1日の中で最も体温が低い状態なので、冷たい水を飲むと体温が下がり過ぎてしまいます。朝は冷たい水ではなく、さゆを飲みましょう。夜寝る前にもさゆを飲むことで体が温まります。


●腹巻き、カイロ、湯たんぽ…女性に限らず冷えは大敵です。寒い季節は、体を冷やさない工夫をしましょう。女性がズボンの下にタイツをはくように、男性もズボン下用の下着を1枚増やすことをお勧めします。


 


 低体温を改善するとこんなに良いことが!


□基礎代謝が上がり、太りにくい体に

□ストレスに強く病気になりにくい

□新陳代謝が活発になり老化防止に

□内臓脂肪の解消で、メタボ対策に

□腸が活発になり便秘やがんの予防に

□脳の血行が良くなり記憶力の向上に