〈生き方〉 明日が見えないとき、キミに力をくれる言葉

◎人の心に灯をともす…より転載



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●明日が見えないとき、キミに力をくれる言葉


(ひすいこたろう氏の心に響く言葉より…)




100年後まで続く会社の確率はどれくらいだと思いますか?



0.03パーセントだそうです。



会社が1万社生まれたとしたら、100年後には3社しか残っていないという確率になります。



そんな中、約2000年続いているところがあるんです。



伊勢神宮です。



会社ではない神社とはいえ、2000年も受け継がれて存在しているって、もはや奇跡だと思うのです。




でも何で2000年も受け継がれてこられたのか。



その秘密がわかれば、成功の秘密を手にしたといえるでしょう。



そのためには、伊勢神宮が何をしているのか、それを知る必要があります。




伊勢神宮は、毎日何をしているのか?



伊勢神宮では何と、毎日お祭りをしているのです。



正確にいうと、お祭りをしまくっているのです。



伊勢神宮の1年におけるお祭りの回数は約1500回です!




新年のお祝いを行う歳旦祭(さいたんさい)。



国のはじめをお祝いし発展を祈る建国記念祭。



その年の豊作を祈る記念祭。



その年の新穀(しんこく)を最初に大御神(おおみかみ)に捧げて感謝する神嘗祭(かんなめさい)など1500回ものお祭りが行われています。




では、お祭りって、何のためにやっていると思いますか?



お祭りの本質って何だと思いますか?



神様にいろいろお願いごとをしている…のではありません。



お祭りというのは、本来、神様に喜んでもらうためにやっているんです。



祝詞(のりと)をあげるのは、神様を称(たた)えるため。



音楽や舞を奉納するのも神様に喜んでもらうため。




神様が喜んでくれたら、あれこれお願いをしなくても、あとはすべてが自然にめぐっていくという発想なんです。



これが古代の日本人の考え方です。



そしてこれこそが、「願いごと」の本質なのです。



「ねがう」という言葉のそのものの語源は「ねぎらう」。




神様をねぎらう、和(なご)ませることが、本当の「願う」というわけです。



だから伊勢神宮には、禰宜(ねぎ)という役職があり、もっぱら神様を和ませることがその仕事なのです。




伊勢神宮では、今日も神職さんが朝早く起きてあなたの幸福を願ってくれています。



これは、関東大震災に匹敵するほどの被害をもたらした伊勢湾台風の翌朝も行われていますし、戦時中、空襲で焼夷弾が雨あられと落とされた翌日も行われています。



伊勢神宮の下宮は鎮座1500年になりますから、1500年間毎日、何があっても、一日も欠かさずにみんなの幸せを願うお祭りが行われているのです。



しかも、人知れずに…。




日本人ってすごと思いませんか?



伊勢神宮の背後に隠れているこの日本人の精神性こそが素晴らしいのです。



2000年も受け継がれている伊勢神宮、その秘密は、相手の幸せを祈り続けてきたところにあったといっていいでしょう。



相手の幸せを願える人こそいつまでも栄え続けるのです。



そして、人の幸せを願える自分であるために、自らを新しくしていくのです。



そのことも伊勢神宮は教えてくれています。



それが、20年に一度、建物を新しくするご遷宮(せんぐう)です。



神宮が新しくなることで、国が若返り、常に活気に満ちた国となるように。



古いのに新しい。



これが伊勢神宮です。




『明日が見えないときキミに力をくれる言葉 (SB文庫)』







経営の神様といわれるピーター・ドラッカーは日本の明治維新を「奇跡だ」という。(本書より)



『明治という時代は、あらゆる歴史の中で、最も興味深くユニークな時代です。



あのようなことは他の国に起こった例はありません。



外国の思想や技術や制度を取り入れ、それを古い日本の基盤の上に再構築することによって、新しい日本を作りだしたのです』




『普通は近代化するに当たり、それまでの伝統が失われてしまうのだそう。



ところが、日本だけは違ったとドラッカーは言うのです。



伝統を壊すのではなく、いいところはそのまま残し、伝統の上に近代を築くことができたと。』




神道がはたして宗教なのかどうかという議論は別にして、世界の宗教の中で、お祈りや参拝の前に、手を洗い、口をすすぐ場所があるのは、神道だけだ。



この手を洗うところを「手水(てみず)」という。




今騒がれているコロナウィルスの予防の一番大事なことが、「手を洗う」ことだという。



神道にはその「手を洗う」という行為が、参拝の作法の中に組み込まれている。



そして、神道の基本理念の一つに「祓(はら)え、清める」ということがある。



この手を洗うことも、祓え、清めることの一つ。




伊勢神宮は、戦時中であっても、神様を称える祭儀(さいぎ)を挙行し続けた。



だからこそ、伊勢神宮は、このコロナ吹き荒れる日々であっても、神様を称え、そして我々国民の安寧(あんねい)を祈ってくれる。




明日が見えない困難な時代は…



人の幸せを人知れず願い、



同時に、新しい技術を、古い基盤の上に再構築できる人でありたい。







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