〈コロナ対策〉マスクがなければ“のど飴”で予防できる|医師監修

◎livedoor…より転載



https://news.livedoor.com/article/detail/17960824/


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●【新型コロナウイルス】マスクがなければ“のど飴”で予防できる|医師監修




2019年12月に中国湖北省武漢市で発生した「新型コロナウイルス」が、世界各地で猛威をふるっています。新型コロナウイルスへの感染を予防するために有効な手段を、ハタイクリニック院長の西脇俊二先生に教えていただきました。


≪目次≫


●喉の保湿でウイルスの侵入を防ぐ

●喉の線毛の働き

●のど飴をなめる

●このコンテンツの監修者は……




◆喉の保湿でウイルスの侵入を防ぐ


マスクではウイルスの空気感染は防げませんが、飛沫感染は高い確率で防げますし、自分から他者への飛沫の飛び散りも防ぐことができます。


同じ理由で、眼鏡をかけるのも効果的といえます。飛沫感染は、飛沫が粘膜に付着することが問題なので、口、鼻だけでなく目に付着しても感染します。感染対策の専門家がゴーグルをしている様子を見ますが、それと同じことです。


眼鏡をかければ無意識に目を、マスクも同様に口、鼻を触ってしまうことも防げます。


また、わたしたちの体は、咽喉から肺までの気道の粘膜に線毛という器官があり、これが気道に入った異物を外へ掻き出してくれています。線毛が正常に働いていれば、肺に入りかけた異物も30分ほどかけて排出されます。


ところが、空気が乾燥して喉の粘膜も乾くと、この線毛の働きが低下してしまいます。マスクの着用で喉を保湿することは、ウイルスの防御にもつながるのです。


同じく、保湿という観点では、のど飴をなめるのも有効です。


◆喉の線毛の働き





◆のど飴をなめる




マスクの着用に加え、のど飴をなめるのも喉の保湿に効果的です。のど飴には喉に作用する成分が入っているものがあり、マスクが入手できなければ、のど飴をなめるようにしましょう。



このコンテンツの監修者は……


西脇俊二(にしわき・しゅんじ)


【Profile】

ハタイクリニック院長。弘前大学医学部卒業。国立国際医療研究センター精神科、国立秩父学園医務課医長、金沢大学薬学部非常勤講師などを経て統合医療クリニック ハタイクリニックの院長に就任。精神科医、精神保健指定医、日本アーユルヴェーダ学会上級教師の資格などを持つ。テレビドラマの医療監修など幅広く活躍。