〈コロナ対策〉本当はこわくない新型コロナウイルス 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実

井上 正康・著書


本当はこわくない新型コロナウイルス 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実



(Amazonより引用)


説明

内容紹介


★新型コロナは“季節性の風邪”だった!?

イベントはできない、旅行は行けない、人が集まれない……。

マスコミがあおる“コロナの恐怖”に翻弄されるニッポン。

新型コロナウイルスの真の姿を最新の科学情報から明らかにし

ウイルスと共存する道を提言する。


2020年の日本はコロナ一色の、ある種異様な空気に包まれていた――数年後から今を振り返ってみたら、おそらくそう言われているでしょう。テレビでは毎日感染者数を報じ、朝から晩までコロナウイルスの話題を取り上げ続けました。イタリアやニューヨークの惨状を視聴者の目に焼きつけ、「今に日本も同じようになるかもしれない」と恐怖をあおりました。


社会全体が“コロナ恐怖症”に陥り、マスクを着用しない人に非難の目を向けたり、県外ナンバーの車を排除しようとしたり、「人が集まるから」という理由で美しく咲く花を切り落としてしまうことまでしました。しかし、いつまで経っても日本がニューヨークやイタリアのようになることはありませんでした。なぜ、日本は厳しいロックダウン(都市封鎖)もしないのに、欧米のように感染が広がらないのか――世界から不思議に思われました。


著者はこのことに早くから目をつけ、世界の最先端科学情報を解析することで、日本と東アジアの民族には、長年コロナウイルスにさらされてきた歴史を背景に新型コロナウイルスに対しても免疫的なアドバンテージがあるという結論に至りました。


そして、過剰な自粛や行動制限によって経済的に行き詰まるケースが続出している状況に危機感をおぼえ、新型コロナウイルスに関する最新情報と、健康と経済のバランスの取れた冷静な見方を発信し始めたのです。著者の井上正康医師は、長年腸内フローラを中心に病理学や分子病態学を研究し、臨床経験も豊富です。また、専門家のみならず、一般向けにも医療と社会の在り方を考える「現代適塾」を開講。身近な問題を切り口に、医療や科学について、独自の視点でわかりやすく解説しています。


●目次

序章 新型コロナウイルスがもたらしたもの

◆未知のウイルスとの出会い

◆蔓延したのは過剰反応と思考停止だった

◆教訓を生かして「次の波」に正しく備えよう


第1章 人類と感染症

◆人類最大の敵は感染症

◆21世紀は「ウイルスの時代」

◆地域によって異なる免疫特性


第2章 コロナウイルスとは

◆コロナウイルスの形状

◆突然変異しやすいRNA遺伝子を持つ

◆「新型」はつねに生まれ続けている

◆コロナウイルスはどのように感染するのか

【Q&Aコーナー】


第3章 世界と日本の新型コロナの感染拡大

◆新型コロナウイルスはいつ日本に来たのか

◆感染は世界でどう広がったのか

◆「日本のコロナの波」は2波来ていた

【Q&Aコーナー】


第4章 死者数から見た日本と東アジアの特異性

◆死者数が少なかった日本

◆効果が見えないロックダウン

◆新型コロナに対する強い抵抗力


第5章 コロナウイルスと免疫

◆ウイルスの標的は免疫弱者

◆ウイルスから身を守る「免疫力」とは

◆私たちのからだには「免疫記憶」がある

◆抗体を持つ人が少なかった理由

◆ポリクローナル抗体と交差免疫

◆土着コロナと新型コロナの交差免疫反応

◆民族特有の遺伝子特性=HLA

◆「弱毒株→強毒株」という順番が幸運だった

◆BCGは新型コロナウイルスに効くのか

【Q&Aコーナー】


第6章 「次の波」に向けての処方箋

◆新型コロナは「季節性の風邪ウイルス」の一種

◆クラスター解析はどこ……………………………………………………………………………………………………まで有効だったのか

◆ワクチンに対する期待とリスク

◆治療薬開発のめどは?

◆コロナ時代の免疫パスポート

【Q&Aコーナー】


終章 「失敗の本質」とポストコロナ時代の日本

◆インフォデミックによる萎縮が続いている

◆「指定感染症」の解除を

◆ウイルスとの「痛み分け的共存」を

◆「コロナ恐怖症」からの脱皮を


出版社からのコメント

ヨーロッパやアメリカで多数の犠牲者を出した新型コロナウイルスが、なぜ日本ではケタ違いに少ない死者数で収まっているのか? 遺伝子や免疫に関する最新の科学情報から、新型コロナウイルスの真の姿を明らかにします。マスコミがあおる“コロナの恐怖"に翻弄されれば、社会は窒息状態になる。正しい知識と適切な感染症対策で、健康と経済が調和した当たり前の日常を取り戻し、ウイルスと賢く共存する道を提言します。


著者について

井上正康(いのうえ・まさやす) 大阪市立大学名誉教授(病理学) 1945年広島県生まれ。1974年岡山大学大学院修了(病理学)。 インド・ペルシャ湾航路船医(感染症学)。 Albert Einstein医科大学客員准教授(内科学)。 Tufts大学医学部客員教授(分子生理学)。 大阪市立大学医学部教授(分子病態学)。 2011年大阪市立大学名誉教授。 宮城大学副学長等を歴任。 現在、キリン堂ホールディングス取締役、現代適塾・塾長 腸内フローラ移植臨床研究会・FMTクリニック院長。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井上/正康

1945年広島県生まれ。1974年岡山大学大学院修了(病理学)。インド・ペルシャ湾航路船医(感染症学)。Albert Einstein医科大学客員准教授(内科学)。Tufts大学医学部客員教授(分子生理学)。大阪市立大学医学部教授(分子病態学)。2011年大阪市立大学名誉教授。宮城大学副学長等を歴任。現在、キリン堂ホールディングス取締役、現代適塾・塾長。腸内フローラ移植臨床研究会・FMTクリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


内容(「BOOK」データベースより)

欧米で多数の犠牲者を出した新型コロナウイルスが、日本ではなぜ少ない死者数で収まっているのか?気鋭の分子病態学者が、遺伝子や免疫に関する最新の科学情報から新型コロナウイルスの真の姿を明らかにする。



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レビュー(読者感想)




・Seijiさん


◆成熟国家スウェーデンと場当たり国家日本


成熟国家スウェーデンでは、結果的に死亡率が低いわけではないが、国民が政府を信頼して結果を受け入れていることがうらやましく思います。以下要点です。


・日本は弱毒型ウイルスのS型、K型のおかげで強毒型のL型、G型が欧州から入っても免疫獲得済みだった。

・日本やアジアの国々は、土着のコロナウイルスが住み着いているので免疫獲得しやすかった。

・以下の100万人あたりの死者数を見るとロックダウンの効果は見られない。

【ロックダウン組】スペイン587.5人、イタリア522.0人、イギリス504.6人、フランス422.7人など

【緩やか組】スウェーデン260.5人、フィリピン7.7人、日本5.6人、インドネシア4.4人など

・人口密度(人/平方キロメートル) vs. 100万人あたりの死者数を見ると「3密回避」「接触8割減」「自粛」の効果はない。

日本約1200人 vs. 5.6人、ドイツ約350人 vs. 94人、フランス約320人 vs. 423人、イタリア150人 vs. 522人、アメリカ70人 vs. 266人

注)人口密度はグラフを目視したので誤差あり。

・政策転換の必要性があるものの「恥の文化」がそれを阻害するのではないかといのが心配。

・今後、ウイルスが変異する可能性もあるので、第二波に備えよう。

・PCR陽性=感染者ではない。

・ワクチンは変異の激しいウイルスには副作用で死亡する抗体性依存症感染増強(ADE)に注意。

59人のお客様がこれが役に立




・パソじいさん

◆コロナウイルスは言われるほど危険なのか。


コロナウイルスは遠い昔からの同居人です。確かに死亡者は目立ちますが、インフルエンザの死亡者は報道されない。報道されなければ、存在しないも同じなのです。「コロナで亡くなった」は事実でしょうか?。既に余病を併発していた患者もコロナでカウントする。当然、死者は目立つはずです。PCR検査の精度もかなり低いので、もういい加減にしないと経済的な困窮者は自殺しかありません。コロナで死にますか?首を吊りますか?と言った感じです。東アジアで死者が少ないのは何故でしょうね。欧米とは大きな違いがあるはずです。これ1冊では足りませんが、良く理解出来ました。



・ムスリムのラマダンさん


◆著者母校と同じ大学で医学の歴史を教えています。


新型コロナウイルス感染症患者のジョンホプキンス大学がまとめた統計

(それを転記した日本経済新聞の統計)、札幌医大でまとめた統計から、

疫学(医学の統計学、本来は疫病に適応、その後、未知の病気に適応)的分析を私は行いました。

医大の医学の歴史の授業の教材として、まとめました。


私には著者のようにウイルス学的な教養を持ち合わせていませんが、

この疫学的な分析の結果、新型コロナウイルスが、現在の日本の県知事やマスコミが

恐れおののいているような存在ではないということが判明しました。

この本の著者の主張した要点と、一致したわけです。


県知事やマスコミがいうような殺人伝染病ではなく、

インフルエンザよりちょっときつい、大半のヒト(60歳未満の若年者)には害のない伝染病と結論づけました。


県知事やマスコミは人々を洗脳し、新型コロナを恐ろしい伝染病と位置付け、

それでもって、経済的なメリットを得ようとしている、

そこまで言うことは、言いすぎでしょうか?

そうした単細胞の人々のため、日本の経済はズタズタにされています。


日本におけるこの疾患の人口100万人当たりの罹患率、死亡率は極めて低い。