〈生き方〉「困ったことは起こらない」を口癖に

◎人の心に灯をともす…より転載  


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浜松医科大学名誉教授、高田明和(あきかず)氏の心に響く言葉より…



《結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。 たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目にあうのだ。》(フランスの作家 バルザック)


DNAの二重らせん構造を発見し、1962年にノーベル生理学・医学賞を受けた 英国の科学者フランシス・クリックは、定年後は米国で脳、とくに眠りの研究をし、すぐれた功績を残しました。


亡くなったあと、机の引き出しから小さなメモが出てきました。


そこには「自分は これが起きたら大変だという思いに何度も悩まされた。しかし、そのようなことは何 一つ起きなかった」と書いてあったのです。


クリックはずけずけものを言う人でしたから、上司と喧嘩したり人間関係で失敗したりして、「さすがにもうここにはいられないかな」と思ったこともあったでしょう。


「そのような時、部屋に戻ってメモを取り出して読み、安らぎを得たのでしょう。


私は心配事があると「困ったことは起こらない」と自分に言い聞かせます。


何度も何度もです。


その結果、理由はわからないのですが、困ったことは起こっていません。


このように文章を書いていられます。


私は講演でこの話をし、「あなた方も困ったことが起きていないから、今日、講演を聞きにきてくれたのではないですか」と笑わせています。


また、知人から相談をされた時も「医学的なことはアドバイスできますが、それ以外は事情も知らないので、何も言えません」と伝えたうえで、「でも、困ったことは 起きませんよ。私は常にそのように思っています」と言っています。


人生で保証されていることは、何一つありません。


今の仕事を続けられるか、子供を育ててゆけるか、夫婦の関係は大丈夫かなど、どんなに重要な問題でも、「絶対に大丈夫」とは誰も言えないのです。


心配して、よいことは何もありません。


他人からも嫌われます。悪い人ではないとわかっていても、話が暗いので聞きたくなくなるのです。


私は何があっても『困ったことは起こらない』と言い続けるのが、困ったことを起こらせない最もいい方法だと思っています。


☆『一瞬で不安をしずめる名言の知恵 (成美文庫)



無能唱元師は、「困ったという思い」についてこう語っています。

『「困ったという思い」は、感情を暗くします。


そして、この情念の暗さは、「成功したい」という思念の力を打ち消してしまうのです。


因(いん)の縁(えん)が生起するためには、「陽の思念」と「陽の情念」がドッキングする必要があるのです。


誰しもが、「成功したい」「健康でありたい」などの陽の思念を持っています。


ところが、陽の思念を持ちつつも、同時に何らかの問題を心に抱えているのです。


この場合、その問題が「困ったこと」として、心の中に居住する限り、陽の思念は、陰の情念に滅ぼされてしまい、それは「念力」として、外部に発動していくことはありません。


私たちが、困った問題に出会ったとき、その問題と向かい合って、じっくりと観察し、考えてみれば、実は別に「困ってなどいない」ことに気がつくはずです。


なぜなら、どんな問題があったところで、「それでも、私は生きている」からなのです。


☆生きている限り、他のすべては問題ないのです。』(小さなサトリ―ミニ・エンライトメントが人生を変える/河出書房新社)より


明石家さんまさんの座右の銘として知られているのが…

「人生、生きてるだけで丸儲け」

我々は、本当は、生きているだけで丸儲けなのです。


まさに、「はだかにて 生まれてきたに 何不足」(小林一茶)です。


「困った」という言葉には「暗い思念と情念」が内包されています。


心に、暗い情念を持ったら、暗い人間になります。


発するすべての言葉、表情、態度、行動に、その暗さが出てしまうということです。


だからこそ、どんな時も、「陽の思念と情念」を持つこと…


「困ったことは起こらない」を口癖にしたいと思います。


一瞬で不安をしずめる名言の知恵 (成美文庫)


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