〈生き方〉起こることは、すべて最高

◎人の心に灯をともす…より転載


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●起こることは、すべて最高



ひすいこたろう氏の心に響く言葉より…


インドの王様の、ある家臣は「これについて、おまえはどう思う?」と王様から聞かれると、必ずあるセリフを言ったそうです。



その結果、王様からたいへん信頼されました。



さて、その家臣のセリフとは?




ジャナカ王の家臣にアシュタバクラという者がいました。



その男は、王様から「これについて、おまえはどう思う?」と聞かれると、いつもきまって、あるセリフを言いました。




「起こることは、すべて最高でございます」




何が起きても、そう言われたら悪い気はしない。



その結果、彼は王様からとても信頼されました。



しかし、やがて、他の家臣たちが、アシュタバクラに嫉妬するようになり、ある日、王様が手にケガをしたとき、ワナにはめられてしまうのです。



家臣たちが、アシュタバクラに「王様がケガをされたことを、どう思う?」と聞いてきたのです。




これに対して「起こることは、すべて最高」と答えたら、王のケガを喜んでいるようにもとられます。



さあ、アシュタバクラどうする?



彼は答えました。



「起こることは、すべて最高でございます」




すぐに家臣たちは王様に告げ口をしました。



「王様!アシュタバクラは、王様のケガのことも最高と言っております」



怒った王様は、アシュタバクラを牢屋に入れてしまいました。




そして、王様が狩りに出かけたある日のこと。



王様は“人食い部族”に捕まってしまったのです。



その部族は儀式のときに人を生け贄(にえ)として火あぶりにします。



王が火あぶりになる直前、彼らは王の手にケガがあることに気づきます。



この部族には、傷ものは生け贄にできないというしきたりがあったので、「もうお前には用はない」と王様は放免されました。



無事に帰って来ることができた王は、アシュタバクラを出してあやまりました。




「わしが手にケガをしたのは、おまえの言う通り最高の出来事であった。どうすれば、この過ちをつぐなえるだろうか?」



アシュタバクラは言いました。



「もしも、私を牢屋に入れてくださらなかったら、私はいつも狩りでは王様の側から離れないので、いっしょに捕まっていたことでしょう。



そして、ケガをしていない私は、生け贄になっていたことでしょう。



だから、私は牢屋に入れていただいて最高だったのです」




王様はここで悟ります。



「人生で起きることは、本当にすべて最高なのだ」と。




アメリカの成功者たちへのアンケートを見ても、そのことがわかります。



彼らがあげた成功した理由のベスト3。



それは…。



「病気」「倒産」「失恋」でした。




あの病気のおかげで…。



一度倒産したおかげで…。



失恋したおかげで…。



すべて、いわゆる不幸ばかりです。



失望したくなるようなことばかりです。




しかし、彼らはこのツラい出来事を、「自分を深く見つめ直す機会」に変えて、生き方を改めたのです。



すると、災いは転じて福となったのです!



つまり、「失望」すら「希望」の一部なのです。




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舩井幸雄氏は、「起こることはすべて必然、必要」と言う。



『人生の悲喜こもごもさまざまな出来事は、実はすべて必要で必然です。



ですから目先の出来事の一つひとつについて、安易に正誤や善悪、幸不幸などの二元的な判断を下さないほうがいいようです。



楽しいこと、喜ばしいことはともかくとして、悲しいことやつらいことを必要、必然とはなかなか思いにくいものです。



しかし、生起した時点ではその意味がよくわからなくても、まず素直に受け入れ、じっくりと考えて、その後の事態の進展を注意深く観察すれば、それがいかに必要だったか、ベストだったかが必ずわかるはずです。



今よりもよくなる過程で起こった出来事と、すべてを認識したうえで、意味と理由を考えることに挑戦していただきたいと思います。



生起したことの意味が正しく理解できれば、次に何かが起こるはずか、あるいは何をなすべきか、が少し余裕を持って判断できるようになるでしょう。



心から感謝できる心境にまで到達すると、物事は急速に展開するものです。



生起した出来事の意味がわからなかったり、事後処理に追われている間は、目先のことに手一杯で、とても感謝どころではありません。



私の経験では自分にとっての本当の必要性が理解できて初めて、素直に感謝できるようになります。



必然で起こった出来事の必要性と、いかにベストであるかを早く見抜く力を、ぜひ日々養ってほしいのです。』(未来を変えるクセづけ―舩井幸雄の金言集/海竜社)より




なぜ、起こることがすべて必然で必要なのかというと、それはこの世の中は、必ずよくなる方向に進化しているからだという。



江戸時代の暮らしとくらべれば、今の我々の生活は、当時の殿様の数百倍便利になり、暮らしやすくなっている。



なにしろ、電気も車もなかったし、冷蔵庫も温水便座もないし、刀での切り合いもない。



平均寿命は格段に延び、医療も相当よくなっている。



つまり、進化しているのだ。




だから、今の決定が最善であり、最高で、ベスト。



「起こることは、すべて最高」




すべての起こることに対して、感謝の気持ちで接したい。





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