〈注目ブログ〉『コロナと五輪とインパール

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◎スコットランドひきこもり日記〜より転載



………………………………………



☆ 『コロナと五輪とインパール』


東京五輪2020(当初)の

開催が決定した時に

私はひとり思いました。

 

ここから開催までの道のりで

競技場建設費だの予算だのが

どんどん拡大して問題になり、

開催によって市民が被る不便が

明らかになるたびに問題になり、

ロゴやマスコットキャラクター、

ボランティア用ユニフォームなどが

決まるたびに

「センス悪し」と問題になり、

テロ対策・環境対策などが

いちいちやり玉に

挙げられて問題となり、

開会式の演出が

「センスひどし」と問題になり、

しかし各競技が始まると同時に

大衆はすべてを忘れ興奮し熱狂し

「感動をありがとう」とか言い出して

閉会式の演出は見て見ぬフリ、

大会開催前および開催中の

ゴタゴタをすべて水に流し

残された赤字額には言及せず

「いやあ、やっぱりいいね、

スポーツって」で話を

まとめるのであろうなあ、と。

 

というわけで

新国立競技場建設をめぐる

大騒ぎ(もしかすると

皆様もうこれをお忘れだったり)は

私にとって想定内、しかし

エンブレムに関しては決定した

デザインのセンス云々ではなく

盗作(疑惑)が批判されたことや

開会式が実施前にこれだけ

恥ずかしい議論を招いたことは

・・・このわが目(近眼乱視)を

もってしても見抜けなかった・・・!

 

それでもですね、これだけ

事前にミソがついている

東京五輪2021(改)ですけどね、

これが本当に開催されたら、

通常ならば、本来ならば、

最終的に我々は大団円を

迎えることが出来たと思うんですよ。

 

何故ならそれが

一流アスリートの力・・・!

 

私はあの『各競技が始まるなりの

圧倒的な世論の手のひら返し』を

ロンドン五輪の時に目撃したのです・・・!

 

あれも開催直前ギリギリまで

テロ対策だの人員確保だの

市民生活への圧迫だので

英国世論は大沸騰していて

「誰だよ!こんなイベントを

ロンドンに招聘した馬鹿は!」と

大衆の怒りが

爆発寸前になっていたのが

開会式で女王陛下が

ヘリコプターからご飛来され

スーパー・アスリートの皆様が

その妙技を競い始めると

それまでの鬱屈の反動もあり

「あああ!この偉大なる大会を

我が国で開催してくれて、

世界よ、ロンドンよ、ありがとう!」

という・・・まさにお祭り騒ぎでした。

 

元来『お祭り』というのは

そういうものなのかも

しれませんよね、

参加者や準備の裏方などは

当日まで大忙しで

ピリピリして余裕もなくて

途中で何度も「もうこれ無理」と

すべてを投げ出したい

気持ちになって

(そこまでの責務を負っていない

『単なる見物人』も

『その日の移動をどうしよう』とか

前日に面倒くさがっていたり)、

しかし祝祭当日には

そのすべてが報われる。

 

何はともあれやってよかった、

見に来てよかった、

お祭りが開催されて

本当に良かった、

今日のこの日を感謝します、

という気持ちになれる。

 

・・・普通ならばね!

 


 

というわけでコロナです。

 

海外からの観客受け入れは

このたびナシとなりましたが、

それにしたってお祭りの性質上

我々は各国選手団を

日本にお迎えせねばならない。

 

テロ対策ですとか

密輸対策ですとかは

税関職員の皆様や

警察・公安の皆様が

きっとどうにか

してくれるだろう、という

信頼が我々にはある。

 

しかしこれは信頼感とか

そういうのとは違う次元の話で

今回はコロナ問題がある。

 

あの、こういう場合、当局は

色々『最悪の場合』を想定して

対応策を事前に決めている

ものだと思うんですが、たとえば

『選手用宿舎でクラスター発生。

宿舎を利用している選手団と

関係者合わせて200名、

宿舎を管理・運営している

スタッフ50名とその家族150名、

選手と2日以内に

接触を持った1000名が

ウイルス保有の可能性アリ』

となったらどうするか、

どういう対策を

立ててあるんでしょうか?

 

縁起の悪いことはあんまり

口にしたくないんですけど

夏の東京で『20-30代が

発症から48時間で重症化する

変異ウイルス』みたいなのが

登場した場合、受け入れ先の

病院はどこになるんでしょうか?

 

病床は足りているんでしょうか?

 

医療に必要な薬品・物品は

確保されているんでしょうか?

 

そういうものが

万一足りなくなった場合、

やはり日本は『おもてなし』を

世界に約束した側だから、

病院のベッドや呼吸器は

優先的に海外からいらした

関係者に融通しなくては

ならんのでしょうか?

 

こういうことを最終的に決定する

責任者は誰なんでしょうか?

 

こういうのは

『非常時の備え』と一緒で

『悲観的過ぎる』と周囲に

後ろ指をさされるくらい

様々な最悪のシナリオを想定し

複数の対応策を準備しておく

べきなのではないかと

私は信じるのでございます。

 

結局事故も何もなく

お祭りを終えられたら

それでヨシ、の精神で。

 

まさかこういうことを指摘すると

組織委員会の内部で

「あなたは失敗ばかり予想している。

まるで失敗をしたいみたい。

そういう精神が失敗を招くのです!

あなたは失敗を望んでいる!

失敗したらあなたの責任!」

とか糾弾される雰囲気が・・・

 

ないですよね?

 

それはないですよね?

 

でも私は近頃思うのです、

『何故インパール作戦は

失敗したか』みたいな本を読んだ

若き日、私は上層部の

暴走ぶりもさることながら

「何故周囲が止めなかった」

「暴走を止めようとして

叱責されるのが怖かったのか、

更迭されるのが嫌だったのか、

結局みんな自分が

大事だったってことか」と

素直に憤ることが出来たのですが

・・・馬齢を重ねた今思えば

あれですね、きっとあの時も

なんというか『思いやり』みたいな

優しい気持ちから問題点を

指摘できなかった人は

たくさんいるんだろうな、と。

 

東京五輪を失敗させたい、

五輪が中止になるのを見たい、

と願っている日本人は少ないと思う。

 

でもこれは・・・もしかすると

五輪を実施しちゃうとそれこそが

未曽有の大失敗の

端緒になるのでは、という不安が

一部の人の胸にはあると思う。

 

でもそれを口に出すのは

ここまで懸命に誘致・準備を

進めてきた関係者、

日々鍛錬を重ねてきて

五輪を晴れの舞台としたい

運動選手たちに申し訳ない。

 

インパールの作戦を聞いて

その無謀さに驚きつつも

「しかしここで『この作戦は

あきらめるべき』と言ったら

この準備のために命を落とした

戦友たちの犠牲は

無駄になるのではないか」と

将官たちが口を

つぐんでしまったように。

 

ただ勿論、日本のえらい人たちは

凡人である私の

及びもつかない次元で

二重三重の対応策をすでに

準備していらっしゃるのかもしれない。

 

「だってそういう対策を今

明らかにしちゃうと

国民の気が緩んで

第4波が来ちゃうでしょ」

という深謀遠慮に基づいた

これは作戦なのかもしれない。

 

「大丈夫、たとえ致死率の高い

変異ウイルスが発生し

一大流行が起こって

病床逼迫が伝えられても

五輪関係者だとか政治家だとかの

えらい人は優先的に各病院に

入院できる手はずに

なっているから」ということでは

ないと信じたいのであります。

 

 

『北朝鮮、東京五輪不参加へ』の

ニュース、BBCラジオが

「東京五輪への不参加を表明した

最初の国は北朝鮮となりました」と

伝えたのを聞いて私はちゃんと

「『最初の国』って何っ?

『次の国』の存在をBBCは

何故そこまで確信できるの?」と

反射的にツッコミを入れたのですが

 

・・・入れたのですが・・・

 

「水球テスト大会中止決定」とか

「聖火リレー、大坂では中止」とか

あと国際水泳連盟も

五輪最終予選の一部中止を

希望しているという話で・・・

 

あれ?

 

もしかして今日の記事、

ちょっと後ろ向きすぎ?

 

それはね・・・

 

春の寒さのぶり返しで

昨日に引き続き

今日も雪が舞う中でね・・・

 

我が家の暖房が

壊れたからかもしれませんよ・・・

 

壊れたというか壊された・・・

 

そのお話はまた明日にでも

 

五輪パラ2021が

それでも楽しみなアナタも

ちょっと素直に

喜べないあなたも

それ以前に暖房故障って

Norizoさん!とつい

腰を浮かせてしまたあなたも

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