〈生き方〉投げかけた結果が今の状況

◎人の心に灯をともす…より転載  


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☆投げかけた結果が今の状況



小林正観さんの心に響く言葉より…


2500年前、お釈迦さまは、自分のことについて相談されたときには、親身になって相談に乗りアドバイスをしました。


しかし、自分のこと以外の問題を持ち込まれたときには、急に口と目を閉じて、瞑想に入ったそうです。


私はこれまで40年の間に、12万件の相談を受けてきました。


最近は他人の問題を相談する人が増えてきました。


他人の問題とは、

「子供が…」

「舅(しゅうと)が…」

「夫が…」

というものです。


自分以外の問題を熊手(くまで)でかき集めてきていることに、本人は気がついていません。


たいへん面白いのですが、例えば、会社の同僚のことを、このように言う人がいます。


「私は言わないのだけれど、同期で入った10人のうち、私以外の人は、集まると会社の悪口を言っています。


こういう場合はどうしたらよいでしょうか」


「今、あなた自身も、同僚の悪口を言っているのではないですか」

それが「家族」に置き換えられることもあります。


「私は言わないのだけれど、家のおばあちゃんが近所から帰ってくると、近所の悪口を言っている。


こういう場合はどうしたらいいでしょうか」


これは、おばあちゃんの悪口を言っています。


本人が「どうしたらよいか」と相談していることのほとんどは、相談という形をとり、他人の悪口を言いに来ています。


「私は言わないんですけど…」

と言いながら自分が悪口を言っているので、そういう自分に“ちょうどいい”人が、周りを取り囲んでいるということになります。


何年か前に、熊本県の山鹿(やまが)温泉で、一泊の合宿を行いました。


そのとき5人くらいから「子供が…」などの他人の問題を質問されましたので、「悩み苦しみと言う話は、他人を思い通りにしたいということ」という話をしていました。


その翌日、朝食会場の大広間で、40代後半のご婦人と並んで食事をすることになったときに、

「質問してもいいですか?」

と、その奥さんが口を開きました。


「いいですよ」

「実は子供のことなのですが…」

そう言われた瞬間に、私は手で✕印を作り、

「ブー」

と言いました。


「ゆうべも言いましたよね。子供や他人のことをどうしたらいいかというのは、質問しているようですが、自分の思い通りにしたいということなのですよ」


この女性は、10秒ほど黙って食べていましたが、またこのように言いました。


「舅がですね…」

「ブー」

また1分ほど黙っていましたが、口を開いて、早口でこう言いました。


「職場の上司で自分に対してとても辛く当たる人がいるのですが、どうしたらいいでしょうか」

「ブー。やはりそういう話なのですね」


私は、ニッと笑い、このように答えました。


「いろんな人間関係の中で気に入らないという問題が、あなたをたくさん取り囲んでいるということですよね。気に入らない人間関係が、どうしてあなたを取り囲んでいるかわかりますか?」


「わかりません。いろいろな人から、ひどいことやきついことを言われて困っています」


「ゆうべからあなたを見ていましたが、一度も笑っていませんでしたね。


そして、あなたの口から出てくる言葉は、問題をあげつらうだけの話題ですから、そばにいても楽しくありません。


もし、家庭や職場で同じようなことをやっているのなら、あなたの周りの人はなるべくあなたに近寄ってほしくないと思います。


近寄らせな権限を持っている上司などは、あなたが近づいてこないように、いつも嫌味や皮肉、厳しく冷たい言葉を浴びせかけて、“近寄ってくるな”と言っているのではないでしょうか。


あなたが、いつもトゲトゲした言葉、態度を投げかけた結果として、今の状況に囲まれているのだから、これからは、笑顔で楽しい話だけをしてみてはどうでしょう」



◎日々の暮らしを楽にする 今すぐ実践できる幸せの法則


本書の中で「投げかける」にいついてこんな話があった。


『「私には友人が一人もいません。友人をつくるには、どうしたらいいでしょう」


と質問をしてきた人がいました。


その人に対して、このように尋ねました。


「一年間のうち何通手紙を書きますか」


「一通も書いていません」


「自分から電話をかけたことがありますか。用事があるときはいろいろなところにかけますが、あえて用事を作って、友人に電話をかけたりすることはありますか」


「一度もありません」


手紙を書かない、電話もかけていないということは、自分から相手に対して全く働きかけていません。


このような人は、向こうから友達になりたいと言われることはないでしょう。


もし、友人が欲しいと思うのだったら、暑中見舞い、年賀状を出す、まめに手紙を出す、用事がなくても電話をしてみるなど、自分からコミュニケーションを図っていくと友人ができていきます。


宇宙の法則に、「投げかけたものが返ってくる」というものがあります。


自分から投げかけていくことで、次から次へと、友人が増えていくようになっていきます。』


昨今は手紙を書いたり、電話をしたりする人は少なくなっている。


現代でいうなら、メールだったり、LINEだったり、FacebookやInstagramの投稿への「いいね!」やコメントだったりする。


いずれにしても、こちらから投げかけているかどうか、ということだ。


つまり、アウトプットをしているかどうか、ということ。


「いいね!」やコメントが欲しいなら、SNSへ記事をアップしなければならない。


挨拶して欲しいなら、自分から先に挨拶する必要がある。


笑顔が欲しいなら、先に自分から笑顔になることだ。


今まで投げかけてきたことが、今返ってきているだけ。


自分から先に…

あたたかな言葉や笑顔、態度を発する人でありたい。


◎日々の暮らしを楽にする 今すぐ実践できる幸せの法則


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