〈生き方〉 幸せになりたい?なら、科学的に証明されたこの「11のこと」を毎日しましょう

◎TABI LABO…より転載


https://tabi-labo.com/270576/be-happier-science-says


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●幸せになりたい?なら、科学的に証明されたこの「11のこと」を毎日しましょう




星野真美 (ライター)


「幸せ」という概念は、どこか抽象度の高いもの。だからこそ、あなたの中でも、「何をすればハッピーになれるか」は漠然としているのではないでしょうか。


そこで「Inc.com」に掲載された記事を紹介。変えていくべきは、本当に些細でシンプルなコト。しかも、科学的根拠があるので説得力も伴います。


01.

楽しいコトを思い浮かべて

常に笑顔でいる


心の底から笑顔でいる。ただそれだけで、気分が明るくなるもの。


ミシガン州立大学の研究によると、接客スタッフが一日中作り笑顔で対応した場合、逆に気分が落ち込み、仕事がはかどらないことが明らかになりました。しかし、常夏の島への旅行や自分の子どもの発表会など、ハッピーなことを考えた結果として笑顔になっている従業員は、仕事の効率が下がることはなかったそう。


さらに、笑顔になり気分が良くなると、集中力に柔軟性が生まれ、総体的に物事を見ることができるようになる模様。集中力を要するタスクを受け持ったとき、狭い範囲で何かを見極めるのではなく、全体をみて解決案を探ることができたんだとか。


02.

1日、たった7分だけでも

運動する


毎日が忙しすぎて、運動する時間なんてないと思っている人も多いはず。でも、7分でイイなら、できそうじゃありませんか?


運動はストレスに打ち勝つパワフルな行為。鬱病の人には必ずといいほど勧められている治療法です。


ショーン・エイカー著『The Happiness Advantage』では、3つの方法で鬱を克服しようとした話がまとめられています。1つは薬のみ、2つ目は運動のみ、そして3つ目は薬と運動の両方。治療後すぐの段階では、結果にそこまで大きな差は出なかった。が、半年後にこの3つのグループの幸福度を調査すると、まったく違う結果になったのです。


薬だけで治療を行った鬱病患者の38%は再び鬱に。薬と運動の両方を取り入れた鬱病患者は31%が再び鬱に。けれど、運動だけを手法としていた鬱病患者のうち、再び鬱になったのはたったの9%だったそう。上記は「鬱」の研究結果ですが、そうでない人にも運動の恩恵を受けてほしいと思っています。


体を動かすとリラックスした状態を保つことができるうえ、脳の活性化にもつながり、さらには身体満足度がグンと上がるのです。


03.

昼寝を含めて、

たっぷりと睡眠をとる


寝ている時間こそが、疲れきった体を癒す時間。たっぷり寝れば寝るほど、翌日は効率良く動けるし、集中力も増す、なんてことは誰でも知っていますよね。


BPS Research Digestは、睡眠不足によってどの程度ネガティブな感情に敏感になるかを調べたそう。彼らは1日かけて、ポジティブな感情とネガティブな感情に対する「表情」を見比べました。その結果、昼寝をとらずに働き続けたグループのほうが「怒り」や「恐怖」などネガティブな感情に敏感になっていたことが明らかになった模様。昼寝を挟むことによって、「負」に対して敏感になることを防ぐことができ、ハッピーでポジティブな気持ちまでが生まれたんだとか。


もちろん睡眠の質や睡眠時間によって、この敏感度は左右されます。が、注目すべき要素であることは間違いありません。


04.

家族や友人と

もっと時間を共有する


人と関わりを持つことは、いくら消極的な人間であれど、幸福に結びつく大切な要素。すでに複数の研究で、効果が証明されています。


中でもハーバード大学の幸福に関するエキスパート、ダニエル・ギルバート氏の説明がわかりやすい。


「家族と過ごす時間が幸せ。友達と過ごす時間が幸せ。それ以外に幸せだと思い込んで時間を費やしていることでも、実は家族や友達を増やすことに繋がっているのだ」。


さらに、英国で行われたある調査によると、社会的交流が充実している人は人生に満足度を感じやすいことが明らかになったそう。反対に、収入の増加が幸せにつながったケースは至って少ないようです。驚くべき結果ですよね。


05.

日の光を浴びつつ

ウォーキング


前述のショーン・エイカーは、『The Happiness Advantage』で、外に出て息を吸うことが幸せにつながると綴っています。


「晴れた日に外に出るのは吉。ポジティブな気持ちが芽生えるのに必要なのは、太陽のもとで20分ほどウォーキングすること。それだけで考え方に柔軟性が生まれ、記憶力の強化にもつながるのだ」。


20分は、どれだけ忙しい人にとっても、決して不可能ではない時間。通勤時間やお昼の休憩を使って外に出れば、きっといい気分転換になるはず。


06.

お金はモノより体験に使う


再び、ショーン・エイカーの著書から。


ある研究者が150人に最近の出費についてインタビューしたところ、何か「体験」できることにお金をかけている人のほうが、より幸福であることがわかったそう。たとえば、靴や家電製品、高価な時計を買うよりも、ライブや知人とのディナーにお金を使ったほうが、喜びをもたらしたのです。


07.

旅行の計画を立てる。

架空のものでもOK!


実際に旅行に出かけなくてかまいません。ただ計画を立てるだけでも幸福度は上昇するもの。「Applied Research in Quality of Life」に掲載された研究結果によると、人間は旅行をするという行為において、計画段階がもっとも幸福度が高いのだそう。つまり人間は、期待を抱くことにより、幸せを得るものなのです。


ショーン・エイカーもこのように言及しています。


「ある研究によると、好きな映画を観ようと考えるだけで、幸福を感じる神経伝達物質であるエンドルフィンの放出が27%も増加することがわかっている」。


しばらく旅行に出かける余裕がないのであれば、とりあえず高揚感を駆り立てるよう、仮の計画を立てておきましょう。一ヶ月後でも、一年後でも大丈夫。そして落ち込んだときには、楽しい予定が待っていることを思い出してみて。


08.

瞑想


集中力アップに加え、リラックス効果も得られるアクティビティとして、瞑想は高く評価されている手法。これもまた、よりハッピーな気持ちにつながるのです。


マサチューセッツ総合病院は、16人に8週間の瞑想期間を与え、前後の脳の状態を比較。すると、相手を思いやること、そして自分をよく知ることに使われる脳の部分が膨張しており、ストレスで活発になる脳の部分は縮小されていたそうです。


瞑想後は、自分のことをよりよく理解できている感覚を得られ、さらには相手を思いやる気持ちが高まる。瞑想ひとつで脳の働き方を変えられることに驚くとともに、安心感を覚えました。


09.

できるだけ

職場の近くに住む


通勤時間は幸福度に大きく影響しています。たいていの人は毎日2回、週5回通勤に時間を割いていますが、その間にも幸福度は着々と低下しているのです。


「The Art of Manliness」によると、特に長時間の自動車通勤は人にネガティブな影響を与えるそう。ちなみに、ハーバードの心理学者、ダニエル・ギルバートにいわせてみれば、渋滞のなか運転することは、ある意味毎日立ち向かわなければいけない地獄のようなものだとか。


10.

あらゆることへの

感謝を忘れない


感謝することは、シンプルですが、物事の感じ方を大きく変えてくれるもの。その気持ちは、様々な方法で表すことができますよね。


例えば日記に書き出す。彼氏、彼女、もしくは友達に今日起こったハッピーな出来事を3つ共有する。もしくは誰かが助けてくれたときにしっかりと「ありがとう」と伝える。ある研究によると、参加者が自分が感謝していることを毎日書き出した場合、幸福度が上昇したことがわかったそう。


11.

ちょっと意外?

年齢を重ねる


いわゆる中年になると、自然とハッピーになるらしい。この状況が一体どういうことなのかは、いまだに議論されていますが、科学者によるとつまりはこういうことらしい。


「ある研究によると、様々な表情を見せられたとき、年老いた人は悲しい顔よりもハッピーな顔を覚えている傾向にあったという」。


年を重ねていくと、人間は自分の気持ちを高めるものを探すようになります。自分を落ち込ませるような人間関係は自ら絶つ。失敗から立ち直り、自分自身の精神的健康を改善することに注力するようになるのだとか。


年をとるなんて惨めなだけ、なんて思っているあなたには嬉しい話でしょう?


Licensed material used with permission by Jef Haden


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