〈生き方〉ありがとうおじさんの人生問答

◎いいため話…より転載


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●ありがとうおじさんの人生問答



よく、「良いことをしたはずなのに悪くいわれる」ということがありますよね。



でもこれは喜びごとなのよね。


良いことをして褒(ほ)められたら、良いことをしたことが帳消しになる。


プラスマイナスゼロで終わってしまうのね。


ところが良いことをして悪く言われると、その良いことをしたことが「徳」になって残るのね。


だから良いことをする時は、人に褒められないほうがいいのね。


表彰されたりしたら損するの。


政治家でも「大臣になると、七代祟(たた)るくらい徳を失う」というのよ。


それを補うくらいの良いことをいっぱいしないと、徳切れになってしまうよね。


本当は、隠れて良いことをいっぱいするのがいい。


人に見られても、良いことをし続けて悪くいわれるほうが得をするの。


だから「徳を消さないようにしてくださった」と喜べばいいね。


そうすると、感謝が深くなる。


感謝できる人はそこまでいかないと損するよ。


だから感謝できるようになる前には、必ず、良いことをしても悪く言われる時期があっていいの。


それで徳を積ませてもらって、感謝のできる自分に変えてもらうのね。


その徳の力が、自分も幸せにするし、人も幸せにする。


輝いた自分に変わっていくのよね。


引用:ありがとうおじさん 著

『ありがとうおじさんの人生問答』致知出版社