〈100歳まで生きる〉掃除…鍵山秀三郎イエローハット創業者
5月17日
・今日の誕生花…フクシア(貴婦人のイヤリング)
・花言葉…おしゃれな人・愛を信じます
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〈100歳まで生きる〉そのために、 毎日下記の事をする‼️。
(昨日5月16日)○…7個 ❌…0個
【1】散歩を10000歩は…○
【2】半身浴を30分する…○
【3】一口30回噛む…○
【4】野菜スープを1日2回飲む…○
【5】夜、寝る前にする事…床、畳、テーブル、冷蔵庫の上、食器棚の上、出窓、椅子の上には絶対!絶対、物を置かない…○
・《今日の追求・研究》は、掃除の神様、鍵山秀三郎さんです。下記↓を是非とも読んでほしい。
【6】30分座ったら立ち上がって体を動かす …○
【7】もずく、豆腐、トマトを食べる( 岩下志麻さんの毎日食べているため、白髪がないそうです)…○
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◇今日の猫川柳
・もう少し あの娘が帰って 来る時間
(猫がつぶやく猫川柳より転載)
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《今日の掃除の追求・研究》
◎現代ビジネス… 賢者の知恵 より引用
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1753?page=4
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●鍵山秀三郎イエローハット創業者
・心が澄んでくる「そうじ」のやりかた
自動車用品を販売するイエローハットの創業者である鍵山さんは、そうじをするために世界中に出かけて、生き方の基本を説いている。そうじをする人としない人では、いったい人生にどんな違いがあるのだろうか。
よく言われるそうだが、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏はとても一部上場企業のトップには見えない。終始ニコニコと笑顔で、物腰が柔らかい。
自分の会社のそうじから始まり、結果として公共施設のトイレや街頭のそうじをする『日本を美しくする会』まで発足させた鍵山氏は、身をもって社会還元を実践する日本では稀な企業人だ。
★「私も怒ることはありますが、決して人を恨まないんです。恨みはすさみを生み、世の中が悪くしかなりません。私はこの"心のすさみ"が大嫌いで、なくして少しでも社会をよくしたいと始めたのが、そうじという小さな行動でした。そうじをすると心が澄んでくるんですよ」
そうじ好きの両親から貧しくてもきれいに暮らせることを教わった鍵山氏は、人の心を変える『そうじの力』を実社会でも学んできたという。
★夜中の社内そうじで、泥棒にまちがえられた
「私が自動車業界に入った昭和20年代は業界全体が職場も乱雑、従業員も粗野で、汚い部品販売店に一般のお客さんなど来もしません。最初に勤めた会社で環境を変えなければダメだと、私はまずトイレそうじを始めました。理由は人がいちばんいやがる汚い場所だからですよ。
よけいなことだといじめらましたが、職場から店まできれいにしていくうちに客層が上がって森繁久弥さんやディック・ミネさんなど有名人も来てくださるようになり、従業員のモラルも上がっていったんです。
★森繁さんは上下の別なく、誰に対しても態度を変えない希有の人物でしたね。自己中心的で他人や弱者の痛みがわからない人も、結局は心がすさんでいると私は思うのです。そして痛めつけられてきた人もすさんでいきます」と鍵山氏は言う。
★「私が独立して自転車での行商からローヤル(イエローハットの前身の会社)を始めたのはちょうど高度経済成長期で、ひどい人材不足だったんです。そんななか当時は二流三流と見られていた自動車業界に来るのは"渡り鳥"、つまりいろんなところでつらい目に会って荒れた人たちばかりなわけです。私は社員の心をなんとか穏やかにしたい。
が、言葉や文章ではむりだ、自分の態度や生き方で示すしかないと思いました。そこで職場をきれいにしようと、やはりトイレそうじから始めたんです」
いくら小さな会社とはいえ、社長自らトイレ清掃とは前代未聞。社員はどう反応したのだろう?
「好きでやってるのかという程度で、まぁ、無関心でしたね。でも私は見返りを求めているわけじゃありませんから、社内そうじも洗車も毎日徹底しました。平日のそうじは業務外の早朝か夜なのですが、夜中に泥棒と思われて警察に踏み込まれたこともありますよ。日曜は家族4人総出で洗車をし、幼い娘なんか冷たい水で手を真っ赤にしながら手伝ってくれましたね」
★とり戻したい 日本人が失った温かさ
だが簡単に社員の意識が変わったわけではない。
「こちらがなにも言わないのに自発的に手伝うようになるまで、10年かかりました。まず洗車、廊下、そして最後はトイレまでいきましたね。そのころには来店するお客さんが『君の店はよそとはちがう』と言ってくださるほど、社員は表情も気持ちよく、心からのサービスができるようになっていたのです」
★ そうじを始めたのは心のすさみをなくすため
なんでもないそうじを続けて人の心を澄ませるに至った鍵山氏は『凡事徹底』を提唱するが、机上の訓言ではないだけに説得力がある。
「今では社員のそうじ活動は社外にまで広がりました。新入社員にトイレそうじは体験させますが、毎朝のそうじは規則ではなく自発的なもの、参加できる社員でしています。
中目黒にある自社からR246、駒沢通りあたりまで半径約2.5キロの道路や公園のゴミを拾い、10種類以上の資源ゴミに細かく分別するんです。ゴミ専用の倉庫も作ったし時間も手間もかかりますが、利益をあげる以上、それを社会に還元し役立てなければ企業としての意味がありません」
中学生と膝を交えてトイレそうじの指導をする鍵山さん。京都市内の中学校での一コマ
社員ぐるみのそうじ活動は徐々に評判となり、とくに"素手"による徹底トイレそうじに驚き感動する人が多かった。
平成3年には鍵山氏と賛同者35名から『日本を美しくする会』が生まれ、そうじ実践隊の『掃除に学ぶ会』は現在全国122ヶ所のほか、ブラジル、台湾、中国、NYなど海外にも発展している。
★ 「日本人は戦後、豊かさを手に入れる一方で、人への思いやりや公徳心と…
「日本人は戦後、豊かさを手に入れる一方で、人への思いやりや公徳心といったものを失ったとつくづく思います。豊かさと温かな心を両方もてば人は本当の幸せを手に入れられるはずで、これこそ私どもの会の目的なのです」
★ 最も汚い便器を、素手で磨く"勇気"
2007年、会社周辺のそうじをする鍵山さん。徹底的にそうじする。排水溝にたまった枯葉を手でかき集めた
「私は最初から素手でトイレそうじをしていますが、いちばん合理的に便器を磨きあげられるからなんです。小便器の水漉しなど持ちあげると茶色いどろどろの汚水がたれるほど汚れていますが、一度さわってしまえばウソのように躊躇は消えてしまう、本当ですよ」
汚さ臭さに躊躇すると臆病になると言う鍵山氏は、トイレそうじを通じて広島の暴走族を更正させた経験がある。嫌悪感むき出しの彼らを参加させたひと言が、
「なんだ、勇気ないな」
だったと鍵山氏。冗談じゃないと俄然ワルたちは素手で便器をつかみ、いつのまにか真っ茶色の便器をぴかぴかに磨く行為に夢中になっていた。最も汚い仕事に真剣になる大人を目の当たりにし彼らの心が動いた、浄化されたのだ。
「私は少年たちと同じ目線で話しましたが、誰にも同じ態度で接するのと同様に見えない人にも気をつかうことで世の中わずかでもよくなると考えているんです」
と言う鍵山氏は日ごろの心がけについて、
「たとえばホテルへ泊まるとき、洗面用具など自前でもっていきホテルの備品はほとんど使わないし、使用したベッドもきちんと整えます。というのも、客室そうじの人に気持ちよく働いてほしいからなんです。石けんなどは、もったいないという理由もあります。アメニティは99%ゴミ扱いで、一度でも使えば捨てられるんですから」
★ 私生活でもゴミは極力出さず、人に譲れる物は譲るようにしているそうだ。
「いただき物の絵や飾り物はこれまで何度も運送屋さんに来てもらってバザーに出し、物置の大そうじをしました。
机の引き出しを一度整理してみるといいですよ、使わない文房具がどれほどあるかわかります。私の葉書用ボールペンはたった1本です」
と、氏は何十本もの空になった替え芯の束を見せ、換算すると葉書5万1700枚にもなるという。
★そうじの功徳はお釈迦さまも唱えた
「物を整理しそうじすることは頭をそうじすることでもあり、ムダや汚れに気づくようになる。ものごとに気づく人間は人にも気配りができ、喜ばすことができる人間です」
お釈迦様だって そうじの功徳を唱えてる
★ 他人へはもちろん、家族にも気配りは大切で、
「家では電気スイッチの切り替えもドアの開け閉めも音を立てず静かにし、洗面台を使ったら水ハネから蛇口まできれいに拭いておきます。小さくても、そんな心づかいが生活をなごやかにするんですね。
★ お釈迦さまは5つの"そうじの功徳"を唱えているのをご存知ですか。
1.自身洗浄(自分の心が清められる)
2.他心洗浄(他人の心も清められる)
3.諸天歓喜す(周囲の環境が生き生きとする)
4.端正の業を植ゆ(人の心も物事も整う)
5.命終の後
まさに天上に生ずべけん(死後必ず天上に生を受ける)、と教えています。最後については私はお釈迦さまではないからわかりませんが、他はすべて間違いないと自信をもって言えます。私が経験したことですから」
と、鍵山氏が語る『そうじの力』は氏の人生哲学そのものだ。
★「そうじをしない人の共通点は、そのうちまとめていっきにやろう、あるいは誰かがやってくれると思っていること。これではダメです。毎日少しずつでも、自分で徹底してやる。1つゴミを拾えば1つきれいになる。私生活でも社会でも同じことですよ」
とくに現在の定年世代に向けて氏は提案する。
「自己の豊かさを追求する経済成長期に育った人たちは、知識や体験を今度は社会のために手足を使い表現してみてください。私にとっては、それがそうじなのです」
[取材・文:青木由里 編集:新井公之]
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