〈対馬の風景〉対馬の鰐浦地区のヒトツバタゴ


















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【対馬の風景】対馬のヒトツバタゴ (2005.5、葭谷さん)


ナンジャモンジャの木として良く知られている「ヒトツバタゴ」は、いつも連休の頃に満開を迎え、その白い花は、まるで雪が積もっているのかと見まごうばかりである。学名にも「雪-(Chio-)」の文字が入っている。ヒトツバタゴはその自生地が伊勢湾周辺と対馬に限られており、開発と共に自生地が減少しているので、絶滅危惧種に登録されている。

 この木を対馬まで写しに出かけた葭谷さんから、対馬の鰐浦地区に咲くヒトツバタゴの見事な写真を送っていただきました。入り江の景色とヒトツバタゴの白い花が良くマッチして、いかにもヒトツバタゴの自生地という風情が感じられますね。

 なお、葭谷さんは、日本に430程ある有人島の全島制覇を目指しており、その様子は昭ジジの島旅賛歌というブログに紹介されています。


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モクセイ科の大陸系植物「ヒトツバタゴ」の国内最大の自生地…対馬の鰐浦 国の天然記念物



ヒトツバタゴはモクセイ科の大陸系植物で、古代より大陸への窓口であった対馬を象徴する植物として、対馬市の木に指定されています。

対馬北部の鰐浦地区は国内最大の自生地であり、5月初旬の開花期には3,000 本といわれるヒトツバタゴが一斉に白い花を咲かせ、初夏に積もる雪のようです。

波の穏やかな日には、山を白く彩るヒトツバタゴの花の影が海面を白く染めることから、「海照らし」の別名で呼ばれています。

昭和3年、国の天然記念物に指定

平成21年3月、「島の宝100景」(平成21年3月)認定


◎ながさき旅ネットより引用


http://www.nagasaki-tabinet.com/guide/886/