〈3/31は、なんばしよったと?〉(普段は久留米弁、丸出しのマリーです)
あのくさい、ばさらか珍しかカラスば、見つけたばい。
3月31日散歩しよったらほんなそばに白と黒のカラスがおったとよ。
ほら、えらい、かわいかろが!
佐賀県と筑後地区にいるカチカラスげな。
インターネットで、調べたばい。
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↓詳しいことを転載しています。
◎佐賀県ホームページより転載
https://www.pref.saga.lg.jp/kiji0031353/index.html
●カササギ(カチガラス)の紹介
佐賀平野の風物詩/カササギ(カチガラス)
佐賀平野では、黒いカラスに比べてひと回り小ぶりで、胸とお腹の白い鳥を観察することができます。一般にはカササギといいますが、「カチカチ」という鳴声から、佐賀ではカチガラスとも呼ばれ、県民の方々に親しまれています。
この鳥は、サギとついていますが、実はサギの仲間ではなくカラス科の鳥で、学名を「Pica Pica Japonica 」(英語では Magpie) といいます。カササギの仲間は北半球の広い範囲に分布しているのですが、なぜか日本では、そのほとんどが佐賀平野を中心とした狭い範囲に生息しています。
以上のように、地域性豊かな鳥であることから、生息地を定めた国の天然記念物に指定され、また、県民の方々からの一般公募により、県鳥(昭和40年)にも定められています。ちなみに、県木はクスノキ、県花はクスの花で、佐賀城跡のお壕には樹齢300年を超える大楠群(県指定天然記念物「佐賀城阯の楠」)が並び、水面に濃い影を映し、城下町佐賀に彩りを添えています。
分布地
海外では、イギリス、ヨーロッパ全域、ロシア平原、中央アジア、モンゴルアムール地方、ウスリー地方、朝鮮半島、ベトナム、北アメリカ西部に生息しており、北半球では決して珍しい鳥ではありません。
ところが日本では、田んぼとクリークが広がる平野、つまり佐賀、福岡、熊本、長崎にまたがる有明海周辺地域に集中して生息しています。

文化財指定/天然記念物
カササギが生息する地域は、大正12年3月7日、生息地を定めた国の天然記念物に指定されています。カササギ生息地に定められている地域は、佐賀県内の16市町、福岡県の筑後地方の市町村です。
佐賀県内で生息地に定められているのは、佐賀市、鳥栖市、多久市、武雄市、鹿島市、小城市、嬉野市、神埼市、吉野ヶ里町、基山町、みやき町、上峰町、大町町、江北町、白石町、太良町です。
指定地内のカササギを捕獲したり、傷つけたりする行為は文化財保護法により固く禁じられています。
指定地内での停電事故防止などのために、止むを得ずカササギの巣を取り除かなければならない場合は、文化財保護法に基づく許可が必要です。
唐津市や伊万里市などの指定地外であっても、カササギは鳥獣保護法によって守られています。
放置された針金などの金属ゴミはカササギの巣材となり、停電事故のもとになりますので、環境美化に心がけてください。
生態・習性
体長約40cmで、羽から胸にかけての白と黒のツートンカラーが特徴の愛らしい鳥です。雑食性で、昆虫、ミミズ、貝類、魚類、カエル、さらには果実類(キュウリ、スイカ、柿など)、穀物、豆類も餌としています。
巣づくりは、早いものでは10月下旬に始まり、12月頃から3月までがシーズンです。小枝や竹などを用いて高い木の梢や電柱の上につくります。最近では樹木3の割合に対して、電柱7の割合での営巣が確認されており、ハンガーや針金も材料にしているようです。産卵数は巣によってまちまちで、平均では5個から8個です。
4月~6月がヒナの成長と巣立ちの時期です。ヒナは20~25日で、一応飛べるようになり、巣外で生活するようになりますが、親鳥から独立するのは、さらに1か月ほどしてからです。
一番の天敵はカラスで、カササギの巣を襲い、卵やヒナを捕食するのを見たという目撃例があります。また、巣立ち直後のヒナについては、ネコに襲われることもあるようです。その他には、ヘビ、イタチ、フクロウなどがあげられます。
生息数については、平成9年度に佐賀県教育委員会が作成した「天然記念物カササギ生息地保存管理計画策定書」によると、県内の指定地には、13,000羽~17,000羽のカササギが生息していると推定されています。
カササギの由来
カササギが佐賀平野を中心とした狭い範囲に生息している理由は明らかではありません。最も有名な説は、16世紀から17世紀初頭に朝鮮半島から移入されたとするものです。鍋島直茂、立花宗茂などの九州の大名が持ち帰ったとの言い伝えもありますが、明確な証拠はありません。
他には、大陸から自力で渡って来た説、かつて日本の広い範囲に生息していたが、住みやすい環境の佐賀平野付近にのみ残ったという説などがあります。
カササギの保護
4月下旬から、7月初旬にかけての時期には、巣から落下した幼鳥について、県民の方々から佐賀県に対して、数多くの問い合わせが寄せられます。 野鳥については、自然の摂理に任せるべきであり、過度の保護は慎むべきとの意見もありますが、文化財愛護の一環として、それらの幼鳥については大きくなるまで保護しています。成長して独り立ちできると判断した時点で、人里はなれた場所で放鳥しています。
なお、巣から落下した幼鳥を見かけられたときは、下記までご連絡ください。
平日 佐賀県地域交流部文化課文化財保護室 (電話:0952-25-7232)
土曜・日曜・祝日 佐賀県庁代表電話 (電話:0952-24-2111)


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文化課 文化財保護室
電話:0952-25-7232
ファックス:0952-25-7321
 bunkazaihogo@pref.saga.lg.jp
(ID:1353)

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