(写真)満開のサクラ他◇ミニマリスト佐々木典士さんのお部屋とインタビュー

昨日は天気がよくて散歩日和でした。

今年初めてサクラを見ました。


寒緋桜(カンキサクラ)?

満開でした。



本当にキレイで嬉しくなりました。



桜、サクラ、桜、大きなサクラの木が2本ありました。

本当にしあわせなひとときでした。


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☆100歳まで毎日すること‼️


昨日2月26日(火曜)


○❌つける。


【1】散歩10000歩以上は?○

【2】半身浴30分以上は?○

【3】野菜スープを飲むは?○

【4】食べもの30回噛む?○

【5】スクワット30回以上?○

【6】ラジオ体操をする?○

【7】パワーをもらうために神社に参る?○

※近くの神社にお参りしました。

【8】嬉しい、楽しい、しあわせなことは?○

【9】悪口、怒りは?❌

※悪口と愚痴を昨日もいっぱい言った。これじゃ、穏やかでないので100歳まで健康に生きられない。頑張ろう‼️

【10】1日5個、捨てたか?○


☆点数…90点。満点💯になりたい。


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◇今日の猫川柳


※運命の 勝負は一回 じゃんけんぽん!

(猫がつぶやく猫川柳より転載)


◇今日の掃除格言


※ゴミがなくなってもさびしくなんかありません。

部屋も心も空きスペースができれば、新しいモノに目が向くはず。

どうか恋心を大切にしてください。

出典

高橋 秀実(作家)



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《今日の断捨離の追求・研究》


・ミニマリスト



◇ミニマリスト佐々木典士さんのお部屋とインタビュー



https://www.sinkan.jp/news/5926

新刊JP編集部より転載


◇◇ 今回、新刊JP編集部は、発売即重版となり、ミニマリストではない読者からも支持を受けているという本書について、佐々木さんにインタビューを敢行した。

(新刊JP編集部/金井元貴)


■「ミニマリスト」は一体どんな生活をしているのか?


――ミニマリストという生き方についてお話をうかがいたいのですが、まず、どのような人がミニマリストといえるのでしょうか。


佐々木:よく思われているイメージは、持っているモノがとても少ないということですね。ミニマリスト=最小限主義者というのが語源ではあります。でも、テレビを持っていたり、ベッドで寝ていたりするとミニマリストじゃない、スーツケースに持ちモノがすべて入ればミニマリストだ! と言う人もいますが、そういうことではないとぼくは思っています。。モノの数が単純に少なければ少ないほどいい、多ければ悪いということではないんです。自分にとって本当に必要なモノが分かっていて、大事なもののために、それ以外を減らしている人がミニマリストだとぼくは思っています。たとえ大きなピアノや、車を持っていても、他人の目線を気にして持っているのではなく、自分が本当に大事で必要だと思っていて持っているのであれば、それもミニマリズムだと思います。自分にとっての「最小限」を意識するのがミニマリズムなので。


――自分にとって大事なものは何かを把握しているということですね。


佐々木:そうですね。「スーツは何着までしか持っていちゃいけない」と言う人もいますけれど、それは他人の価値観にコントロールされていますよね。そうではなくて、自分にとって必要な枚数を持っておけばいいので。


――確かにスーツは着る人は毎日着ますし、着ない人はまったく着ませんしね。


佐々木:自分や家族が豊かな生活をおくるために必要なモノだけを残して、それ以外を減らす、削ぎ落している人を、ぼくはミニマリストと解釈しています。またモノ以外でもミニマリズムは適用できます。溢れる情報の中から自分が必要なものに絞る、そういったこともミニマリズム的な考えだと思っています。


――佐々木さんは今、どのような生活をしているのですか?


佐々木:床には何も置かないようにしています。テレビやベッドは手放しましたし、小物入れをテーブル代わりにして使っています。忙しくて帰って寝るだけのときもあるのですが、座禅を組んだりして過ごしています(笑)修行僧のような気分ですね。でも掃除機も、洗濯機も、電子レンジも自分に必要なモノはちゃんと持ってますよ。布団乾燥機すら今はありますから(笑)。


――本の中に佐々木さんの部屋の写真が掲載されていますが、1Kの部屋ががらんとしていますね。


佐々木:そうですね。娯楽はパソコンとスマートフォン一台あればほぼ済みます。DVDも音楽もiTunes Storeなどを使ってダウンロードすれば楽しめますし映画を見たければ映画館に行きますしね。


――写真を見る限り、本やCDもありませんよね。もともとはモノが溢れ返った部屋だったところから、それらをなくしていくのは大変だったのでは?


佐々木:そうですね。一番(部屋が)ぐちゃぐちゃだったのが2008年頃なんで、ここまで片づけるのに7年くらいかかっています。でも一気に減ったのはここ1年くらいですよ。


――すごいですね。そういえば、佐々木さんはご結婚されているんですか?


佐々木:いえいえ、独身丸出しですよ(笑)確かに、同居人やお子さんがいるとモノを減らすのは難しいと思われるかもしれません。ただ極端にモノを減らすのが、ミニマリストではなく、それぞれの生き方で、ステージで必要なモノを考えるのがミニマリズム。だからこの本でもご家族でミニマリズムを実践している人のケースも掲載しています。


――この本にはDIYや自作の洋服などを駆使しながら、落ち着ける住まいを追求している4人家族の部屋の写真が載っています。家族でミニマルな生活を実践するときは、その家族なりのやり方がありそうですね。


佐々木:そうですね。どんな状況にあってもミニマリズムは実践できるし、どれがベストということもありませんから。

奥さんが家具デザイナーをしている方のお話で、やはりデザイナーをやっているといろんなところから家具がもらえるらしいんですね。それで家じゅうが家具だらけになって、夫婦仲が悪くなってしまったそうです。でも、片付けたら関係も良好になったというエピソードもありますね。


■「どんなモノでも捨てる」ということの利点


――佐々木さんはモノを捨てるときに「もったいない」と思うことはなかったのですか?


佐々木:めちゃくちゃありましたし、その感覚は今でも普通にあります。それまで集めたCDや本はもちろん、高かったのにあまり着ていなかった服もありましたから。


――「これ買うのにいくらかかったっけ」と、お金に換算してしまいますよね。


佐々木:そうそう。この服、1万円したよな〜とか思っちゃう。でも服を減らして、空いたスペースがもしかしたら1万円以上の価値を生むかもしれないし。モノは目に見えるから、その分価値が分かりやすいけれど、実はモノがないことによって生まれる新しさの方が、価値は高いかもしれない。


――それは同時に過去の自分への執着を捨てることにもつながりそうです。


佐々木:集めるのに10年くらいかかった本棚の本をまるごと捨てたときはそうなりましたね。神保町の古書店に来てもらって買い取り額の査定をしてもらったのですが、2万円くらいでした。買ったときの合計はたぶん100万はくだらなくて、貴重な本もあったのでもうちょっと期待していたんですけど(笑)。…。ただ、自分が好きな本でさえもリセットしてみると、新しい自分が見つかりますよ。一度手放してみて、やっぱり好きだと思えばもう一度同じ本を手に入れられる時代ですし、思い切れました。本棚を手放すと、目の前にある1冊に集中できるので、本棚があった頃より本をよく読むようになりました。テレビも手放しましたしね(笑)。まあ、でも正直言うとミニマリストとして生活し始めてから、将来のこともあまり考えられなくなってきていて。(笑)




――将来のことが考えられないって、どういうことなんですか(笑)?


佐々木:これだけモノが少なくしてみると、必要最低限だけで生きていけると思えるんです。ミニマルライフコストというんですけど、一度自分が生きていくのに最低限必要な金額を把握してみるのは有効です。広い家が必要なくなるので、家賃も下がるし、家電がないと光熱費だって下がります。今あるモノで充分だから、いざとなったら必要以上に稼がなくても大丈夫。逆にモノが多いと、これらを守らないといけないと考えてしまいますよね。今の仕事がなくなってしまったら守っていけなくなるとか。そして、将来のことを考えて不安になってしまう。でも、今は失うモノがないですから、あまり先のことを考えなくなるんですよ。


――将来に対する不安がかき消されていくんですね。


佐々木:「かつて」大事だったモノ=過去と、「いつか」使うかもというモノ=未来。過去と未来のことを考えるのが、モノを減らすときには大敵なんですよね。残すモノの基準は「今」必要かどうか。モノを何千個と捨てるたびに、そんな風に「今」を問いかけてきました。すると不思議と今を生きることにフォーカスしたんです。だから、過去にあったことの後悔なんかもあまり思い出したりしないようになりました。過去にも未来にもなぜかピントが全然あわなくなってしまった。もう今しかない感じですね。以前は、将来のことで、結婚して式に300万円かかって、子どもが1人生まれたら、養育費は2000万円か…とか毎日ごちゃごちゃ考えていましたから。未来や過去のことばっかり考えて、いちばん大事な今を台無しにしていました。


――また、この本を読んでいて、いろいろなデータをデジタルで一元管理するということも大事だと思いました。


佐々木:資料はすべてスキャンしたり、カメラで撮影したりして、紙に残さないようにしています。今、ぼくのデスクの上には何も無いですよ。


――編集者というとデスクの上に本が積み重なっている人が多いですよね。


佐々木:そうなんですよね。でも、ぼくのデスクだけ、明日退職する人のようにきれいなんです(笑)。家だと保証書や説明書の類もすべて捨てています。保証書はこれまで使ったことがないですし、説明書はウェブ上からダウンロードできるようになっていることが多いですから。スケジュールもスマートフォンで管理しています。


■ミニマリストを志したきっかけとは?


――そもそも佐々木さんがミニマリストを志したきっかけはなんだったのですか?


佐々木:写真集のロケでクロアチアのコルチュラという小さな島に行ったときに、雨が続いていてしばらくホテルに閉じこもっていたんです。ホテルも質素で何もなくて。そのときの状況を、一緒にサイトをやっていたフォトグラファーの沼畑直樹さんが「ミニマリストみたいな生活だな」と思ったらしく、そのことを(サイトに)書いていたんですよ。それでぼくがミニマリストに興味を持って調べてみたら、アンドリュー・ハイドという15個しかモノを持っていない人物のエピソードが出てきて、「なんだこの人は」と。その自由さ、身軽さに衝撃を受けました。


――ミニマリストという言葉は、日本でも少しずつ聞かれるようになってきていますが、海外では多いのでしょうか。


佐々木:この本でもよく引き合いに出してしますが、スティーブ・ジョブズはまさにミニマリスト的な生き方をしましたよね。ある程度以上、豊かになった先進国では、モノに溢れている世の中が嫌になって、それらを減らそうという動きが結構あるみたいです。アメリカはもちろん、ヨーロッパにもミニマリストはいます。


――日本では最近ですと、「断捨離」が流行しましたよね。ミニマリストとの違いはどこにあるのでしょうか。


佐々木:大きな考えの違いというのはないですし、ミニマリストの方も捨てたことを「断捨離した」と今でも言いますからね。断捨離ブームのときに、ぼくもモノをたくさん減らせました。ただ、違うのは、スマホの普及や、先にもあげたitunes store、電子書籍、ネットのレンタルなど断捨離ブームが起こった頃からすると、モノを減らせるためのモノやサービスは劇的に増えました。モノは少なければいいというわけではありませんが、かなりのモノがデジタルに置き換わったり、借りたりできるようになりましたよね。今の時代だったからこそ、ぼくはミニマルにできたのだと思います。一度ミニマルにしてみると、未来への不安も消えたし、持っている人と比べて自分がみじめだと思うこともなくなった。自分が今持っているモノに感謝する習慣もできました。ぼくの部屋は極端にモノが少ないですが、そうすると断捨離の効果がよりくっきりとわかります。ただモノを減らすことから始まって、こんなに自分が変わるとは思ってもいませんでした。ぼくにとっては好きなモノさえ手放したり、「最小限にすること」で気づけたものが本当に多かったんですね。


――ここからは執筆にまつわるお話を少しお聞きしたいのですが、佐々木さんは実は本書の出版元であるワニブックスの副編集長なんですよね。日々忙しい編集者が本を書いて出版するというのはとても大変そうです。


佐々木:執筆は確かに大変でしたね。普段の仕事と並行しながら、それとは真逆のことをやらなくてはならなかったので。。。深夜ファミレスで原稿を書きながら「これで大丈夫だろうか?」などと不安に思っていたので、これからは著者の方の孤独な気持ちが、これからはよくわかりそうです(笑)。書き上げるまでに1年間くらいかかっていますけれど、実際はずっと素材を集める準備をしていて、ラスト2ヶ月くらいで一気に書きました。とにかくこの本を広めたかったので、頂いているお給料だけで今回は書きました。その分、価格もおさえられましたし、増刷分の印税もすべて寄付することにしています。


――佐々木さんが影響を受けた本を一冊ご紹介していただきたいのですが、いかがでしょうか。


佐々木:『恐れと真実の対話 生命の取扱説明書』という本です。トム・シャドヤックというアメリカの映画監督が書いています。「エース・ベンチュラ」、「ブルース・オールマイティ」などジム・キャリーとよく一緒に仕事をしていて、大ヒットを連発した映画監督ですね。

このシャドヤックはミニマリストではないんですが、本当に変な人で、100億円はあっただろうかという財産を処分したんですよね。、プライベートジェットを手放して自転車で移動するようになったり、大豪邸を売ってトレーラーハウスに住むようになったり、断捨離した金額で言えば世界一かも知れません(笑)。ふつうは大豪邸や、ジェット機なんて、誰もが憧れるじゃないですか。でもそれを捨てたうえで、彼は幸せになったと言う。全部を捨てて、それでも「幸せ」はどういうことなのか? でも、自分の本を書き上げてからシャドヤックの考えにすごく共感できるようになりました。今では大豪邸なんかタダでもいらないですよ。


――では最後に、この『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』をどんな方に読んでほしいとお考えですか?


佐々木:すごく好評をいただいていまして、最初はミニマリストに興味のある皆さんに読んで頂いて、そこから広がればいいなと思っていたのですが、いきなりそれ以外の人にもたくさん読んで頂いてます。モノを減らしたいという人にとってはもちろんヒントになりますし、たくさん持たざるを得ない状況の人でも、モノとの付き合い方のヒントが得られるかと思います。。

一人暮らしの人だけでなく、お子さんがいる人でもそれぞれのミニマリズムは実践できます。50代の女性2人の子持ちというようなぼくと全然違う立場の方から、熱い感想をよく頂くんです。この間嬉しかったのは、オタクの方から感想を頂きまして。自分はオタクで、モノも減らしづらいけど、すっきりしたい暮らしもしたい。だから本当に大好きな作品以外は減らしてみますって。本当に嬉しかったですね。そういう風に意外と幅広い層に刺さる本ですし、ミニマリストに憧れなんてなくても、興味を持って頂ける本だと思っています。どんな人でもモノとは関わらざるを得ないですからね。


(了)


■佐々木典士さんプロフィール

編集者/ミニマリスト

1979年生まれ。香川県出身。早稲田大学教育学部卒。出版社のみを志望し、3年間就活をする。学研『BOMB』編集部、INFASパブリケーションズ『STUDIO VOICE』編集部を経て、現在はワニブックスに勤務。2014年クリエイティブディレクターの沼畑直樹とともに、ミニマリズムについて記すサイト「ミニマル&イズムless is future」を開設。本書が初の著書。